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2024年8月20日 

スペシャルコンテンツ

グローバル税務ガバナンスの構築と
企業価値向上

トムソン・ロイター株式会社

 現代のビジネス環境において、税務ガバナンスの重要性が急速に高まっている。企業が持続可能な成長を遂げるためには、税務の透明性とコンプライアンスの確保が不可欠である。本稿では、税務ガバナンスの重要性とその背景について触れ、税務ガバナンスのフレームワークについて解説する。さらに、子会社が関係する税務プロセスの概要や留意点を時系列に沿って示すとともに、トムソン・ロイターのソリューションがどのように税務ガバナンスの向上に役に立つのか説明したい。

税務ガバナンスが重要視される背景

 近年、グローバル税務ガバナンスの構築の重要性が高まっているが、その背景としては、ESG、税制、企業価値向上の観点が挙げられる。

ESGの観点
 税の透明性はESG(環境、社会、ガバナンス)の基本である。税務の透明性は収益性だけでなく、各国や投資先企業の持続可能性を支える基盤として重要といえる。税は国を支え、適正な税務処理は持続可能な経営に欠かせない。最近では、EU加盟国でPublic CbCR(国別報告書)の開示が求められている。開示対象には、EU各国およびいわゆるタックスヘイブン諸国が含まれる。さらに、オーストラリアでは2024年6月5日に、欧州Public CbCRよりも広範囲な税務情報の開示法案が議会に提出されるなど、グローバルで税の透明性確保の動きが強まっている。

2024年8月20日

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