2024年6月17日

グローバル・コミュニケーション
都市の社会言語活動、その方向性
猿橋 順子
青山学院大学国際政治経済学部教授
一般社団法人グローバル・ビジネスコミュニケーション協会理事
社会言語活動を捉える
社会言語学者のバーナード・スポルスキー(1932-2022)は、人々の社会における言語活動を、(1)言語の実際的な使用、(2)言語への知識や認識、(3)言語へのはたらきかけや調整の3領域に区分し、3者間の相互作用によって分析可能となるとした。彼のこうした提案の背後には、言語についての意思決定を、言語政策を策定する政府や、辞書や事典を編纂する言語学者、言語教育や研修を担う先生といった一部の専門家の専売特許とせず、個人レベルや家庭などの小さな単位から、チームやグループといった目的に向かって時限的に編成される集団、業種や規模にかかわらず企業や団体など、社会の津々浦々、どこにでもある営みであると確認し、主体的に参画していってほしいという展望があった。彼の代表的な著作といえる『Language Policy』と『Language Management』の2冊には、言語政策を人間の社会生活において普遍的な営みとして捉え直そうというメッセージが通底していると読める。このことを、ごく身近な大学生たちとの学びと対話から示してみたい。
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2024年6月17日