2021年2月15日
エッセンシャルズ
イノベーションと社会的価値
第6回 サステナビリティ経営(5)
昆 政彦
スリーエム ジャパン株式会社 代表取締役社長
一般社団法人日本CFO協会 理事
CSRと日本型経営
2019年8月12日、日本経済新聞紙上にてESGx収益力指標(ROESG)が発表された。これは、一橋大学伊藤邦雄特任教授監修の元で、ROEの数値にESGスコアを掛け合わせて算出した指標である。EGSスコアは、ESG評価機関5社の2019年3月末の評価が用いられており、最高点が1.3のプレミアムとなっている。持続的に高収益を上げられる企業のランキングで、世界8位で米国製造業第2位が3M、日本企業のトップが世界56位の花王であった。今回、この2社のサステナビリティレポートを比較することにより、持続可能性を高める経営手法やサステナビリティ報告書の日米比較も検討対象とした。
2021年2月15日