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2021年1月20日 

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 本日は、村田製作所が構築してきた価値創造モデルとそれを支える経営管理の諸制度について紹介し、さらに後半部分では、私と私の統括グループメンバーが、経営管理機能をトランスフォーメーションしていきたいという思いで取り組んできた1年間の活動について、まだ途中段階ではあるが共有させていただく。

当社の概要

 村田製作所は、“Innovator in Electronics”をスローガンに掲げ、豊かな社会の実現を目指す総合電子部品メーカーである。

 創業は1944年。売上高は直近で1兆5,000億円程度であり、過去40年間、何回か浮き沈みはあったものの基本的には右肩上がりで成長してきた。その要因として、1960~80年代前半まではオーディオ機器、1990年代からはパソコンや携帯電話、2000年代後半からはスマートフォン、現在は自動車の電装化の進展に伴う安全制御システムなどの分野で部品供給の幅を増やすなど、主力商品を時々の成長市場にうまく乗り換えてきたことがあげられる。当社の強みは、材料、生産プロセス、設備を自社開発して製造・製作を行う垂直統合型のビジネスモデルを持っている点である。また、広い製品ラインナップとグローバルな製品販売ネットワークを持っている点も強みといえる。研究開発費に関しても、売上高のおよそ6~7%程度を投資し続けていることが重要な強みとなっている。

2021年1月20日

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