2019年8月20日
財務マネジメント・サーベイ
グローバル化に伴う
財務・リスク管理体制の実態と課題2019
川口 健太郎
アビームコンサルティング株式会社
P&T Digital ビジネスユニット FMCセクター
マネージャー
本サーベイは、企業のグローバル化に伴う財務・リスク管理体制の実態と課題を把握することを目的として、日本CFO協会に登録されている企業を対象に、2019年5月14日から2019年5月31日までの期間に実施されたものである。
前回2016年にサーベイを実施して以来、約3年ぶりの実施になる。前回のサーベイでは、グローバル化においてCFOが対応すべき主な課題として「経営資源の最適配分と収益性の向上」「グループガバナンスの見直し」「グローバル化をリードする人材の獲得・育成」が挙げられていた。
そこから3年が経過する中、コーポレートガバナンス・コード改訂、働き方改革、相次ぐ不正の報道、集中豪雨による大規模災害、AI、RPAをはじめとする様々なデジタル技術の登場など、CFOを取り巻く環境は大きく変わってきた。そのような中、CFOの課題認識はどう変わったのか。前回のサーベイとの比較も行いながら、CFO主要課題の現状および新たな潮流について分析するとともに、そこから導き出される今後のCFOに求められる役割・能力について述べていきたい。
2019年8月20日