2025年10月15日

グローバル・コミュニケーション
多様性から生みだされる「ひとつの美しさ」
~ハンアルム管弦楽団鑑賞記~
猿橋 順子
青山学院大学国際政治経済学部教授
多文化関係学会理事
ハンアルム管弦楽団コンサートへ
2025年9月15日、JR川崎駅にほど近いミューザ川崎シンフォニーホールで、ハンアルム管弦楽団のコンサートを鑑賞した。ハンアルム管弦楽団は、許道鎮氏が率いる、在日コリアンと日本人の演奏家たち100名あまりを擁する楽団である。立ち上げは2019年だったそうだが、コロナ禍に見舞われ、思うように活動できない月日が続いた。満を持しての初公演『胎動~movement~』は2022年、神奈川、大阪、北海道の3都市を巡った。翌2023年にはミューザ川崎シンフォニーホールで『誕生~birth~』を成功させ、今般『歩~move on~』の開幕へと、文字通り歩みを進めた。
2025年10月15日




