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2025年1月20日 

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グローバル・コミュニケーション

接触場面の言語管理

猿橋 順子

青山学院大学国際政治経済学部教授
多文化関係学会理事

はじめに

 私たちの社会は、かなりの程度、言語でつくられている。私がここに打ち込む言葉、文章。それらは紛れもなく私のものであり、それを証拠にこのページの左上には私の名前が刻まれている。その名前も固有名詞とはいえ、やはりそれも言語である。ただし、この文章は私のものでありながら、それがどこから来たのかと考えてみれば、私が生まれ育ってきた社会である。決して自然発生的なものではない。私は私の中から文章を排出しながら、その出所は社会にあるし、そして社会に向かって言葉を発している。そう考えると、言葉と社会、個人と身体の関係は分かちがたく往還的な営みの中にあることが確認されて面白い。

メッセージの伝達と調整

 学校教育だろうと社会経験からであろうと、私たちはすでに学び取ったところの言葉が、相手に通じるはずだという想定のもとで言葉を発する。たとえ相手が初対面だったとしても、である。反対に言えば、そういう「独りよがりな思い込み」がなければ人前で言葉を発することなどできない。


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2025年1月20日

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