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M&Aにおける
知的財産デューディリジェンスの重要性

淵邊 善彦

東京大学法科大学院教授・TMI総合法律事務所弁護士

はじめに

 IoT、ビッグデータ、AIなど第4次産業革命と言われるような急速な技術革新が起こっている今日、これらの技術を取得・活用することを主たる目的としたM&Aが増えている。M&Aを成功させるためには、クロージング後におけるディールの目的の実現過程(ポストディール)が重要であるが、技術面でシナジーを達成するためには、事前に知的財産を十分調査し、戦略的に知的財産を統合・融合することが欠かせない。

 しかし、知的財産は無形資産であり、不動産や動産のように有体物として調査することができず、かつ高度な専門知識や豊富な経験が要求される分野である。知的財産の価値評価の手法は未だ確立しておらず、権利の帰属が不明確な場合も多い。

 知的財産はさまざまな法律によって個別に保護されており、比較的新しい法律が多いため、判例や学説も発展途上であり、法的安定性が低い。また、技術やノウハウは陳腐化しやすく、ブランドは毀損されやすいなど、その価値が不安定であるという特色がある。

2017年3月15日

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