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クラウドについてCFOが知っておきたいこと
[第4回]
クラウドと経済・ファイナンス

小林 正文

日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 フィナンシャル・ディレクター

 今回は、まず全体の総括から始めたい。クラウドは「キャパシティではなく、サービスに対して対価を払う」、そして「初期費用・キャッシュフローが少ない」、ゆえに「小さく立ち上げて大きく拡大する、やってダメならすぐ撤退する」ことを可能にする。この「リアル・オプション」的な強みが、投資判断に柔軟性を与え、経営のスピードを大きく加速する力となる。一方で、大規模かつ変動幅の少ないケースではオンプレミスの優位がしばらく続くだろう。リスクや規模に応じて、クラウドとオンプレミスを使い分ける、というのが理想論である。

 しかしながら、選択肢が増えることと、それを実際に現場で使いこなせるかどうかは別問題だ。選択肢の増加によって、意思決定のプロセスはさらに複雑になる。トータルコストだけでなく、コンプライアンスやデータセキュリティについても管理は複雑になる。ファイナンス部門に「管理の複雑さ」という新しい課題が突きつけられる。

2015年3月17日

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