2025年11月4日

人材開発
外国籍の社員が技能を発揮する職場をつくる
──現在と将来に向けた安心感を与えているか──
藤岡 長道
合同会社FJRC 代表社員、日本人材マネジメント協会(JSHRM) 元理事長
株式会社J-Labo 主席研究員、日本証券アナリスト協会 検定会員(職業倫理試験委員)
システム監査技術者、MBTI ®認定ユーザー、DiSC®コンサルタント、ALCシニアアクションラーニングコーチ
1.「違い」が生む誤解と組織の硬直
日本企業の多くで外国籍社員が増加している。技能実習生や高度人材、専門職、留学生採用など形はさまざまだが、彼らは異国で生活基盤を築きながら懸命に働いている。しかし、現場では依然として、「外国人は使いにくい」、「どうせ長くは続かない」といった声が聞かれる。人事としてこの現実を放置すれば、差別や蔑視が静かに組織文化に根を張り、企業の信頼を損なうリスクがある。
2025年11月4日




