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	<title>Corporate Executive ForumCFO FORUM No.82 &#8211; Corporate Executive Forum</title>
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	<description>エグゼクティブのための経営情報誌</description>
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    <title>【特集】CFOの心得</title>
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    <pubDate>Mon, 15 May 2017 03:00:33 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
		<category><![CDATA[CFO 無料公開記事]]></category>
		<category><![CDATA[JACFO]]></category>
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    <mobileclip:tags><![CDATA[講演録]]></mobileclip:tags>

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    <description><![CDATA[松下電器（現パナソニック）に入社するとき役員面接で「不得意なものは何か?」と問われた私は「簿記や会計は嫌いです」と答えた。松下電器というのは不思議な会社で「それじゃあ、経理をやってもらうわ」と経理に配属された。]]></description>
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<h1 class="btm_1 mrBtm10"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/uploads/2017/05/cfo_labo_kawakami_title.jpg" alt="cfo_labo_kawakami_title" width="607" height="200" class="alignnone size-full wp-image-7538" /></h1>
<div class="contentsBlock">

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　松下電器（現パナソニック）に入社するとき役員面接で「不得意なものは何か?」と問われた私は「簿記や会計は嫌いです」と答えた。松下電器というのは不思議な会社で「それじゃあ、経理をやってもらうわ」と経理に配属された。以来、経理財務担当（CFO）副社長で会社員人生を卒業するまで40年余、経理財務の道を歩んできた。本日は、私の経験を踏まえて、経理財務を担う方々のヒントになるお話ができればと思う。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">リーダーにとって大事な三要素</h3>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　人として、リーダーとして大事な要素に「心」「技」「体」の三つがある。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　研修では幅広い知識や深い専門性といった「技」を学ぶ。受け身ではなく、自分のこととしてポジティブに研修に参加することによって、「技」が磨かれていくのであろうと思う。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　「心」はどうか。素直な心、タフな心、ぶれない心は教わって身につくものではない。人生には四つの坂があるという。上り坂、下り坂、まさかという坂、そして最後、真っ逆さまという坂がある。一人ひとりの人生の中で、真っ逆さまに落ちて「地獄を見る」ことが、リーダーにとって大事な要素だと言われる。他人に手を差し伸べてもらって救われるというのではなく、自分であがいて脱出しなければどうにもならないという局面が人を育てるのだ、と。聖書にも「患難（かんなん）は忍耐を生じ、忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず」とある。困難が忍耐を生み出し、忍耐が自分で乗り越えていこうとする力（練達）を生み、それが希望へとつながるのだ。洋の東西を問わずいろいろな教訓があるが、「苦難にあうことは自分にとって大事だ」と認識したいものだと思う。難が無いと書いて、無難（ぶなん）と読む。難が有ると書いて、有り難う（ありがとう）と読む。「難が有ることはありがたい」と思えるようになることが、心を鍛えることであると、文字そのものが教えてくれている。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　「体」は一つには当然、身体の体であり、健康を保つことが大事だ。もう一つ「体」には、自己表現力や説得力といった「体裁」の意味がある。欧米では子どものころからディベートなどで自分を表現し相手を打ち負かす訓練をするが、自己表現を訓練することで人の中に立ってプロデュースする力が生まれてくる。CFOラボでもぜひ、自分を表現してみていただきたい。恥は大いにかいたほうがいい。そのときは何とも嫌な気分になるが、後になって「あの恥が自分の歩みを進めた」と思うことは多い。恥をかくほど自分が高まっていくような気がするのだ。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">松下幸之助の『実践経営哲学』</h3>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　松下幸之助の著書『実践経営哲学』（PHP文庫）の20項目のもくじの中には、幸之助の経営の要諦がすべて提示されている。三代目松下電器社長の山下俊彦が創業者、幸之助の大抜擢で取締役の末席から25人抜きで社長に就任したとき、幸之助が山下に託したのがこの20項目であったと私は思っている。</p>
<div style="text-align:center;margin: 0 auto;width: 300px;font-weight:bold;padding:20px;line-height:2.5;background:#EEEADC;">
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">①まず経営理念を確立すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">②ことごとく生成発展と考えること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">③人間観を持つこと</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">④使命を正しく認識すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑤自然の理法に従うこと</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑥利益は報酬であること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑦共存共栄に徹すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑧世間は正しいと考えること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑨必ず成功すると考えること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑩自主経営を心がけること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑪ダム経営を実行すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑫適正経営を行なうこと</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑬専業に徹すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑭人をつくること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑮衆知を集めること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑯対立しつつ調和すること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑰経営は創造であること</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑱時代を見ているか</p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin" style="line-height:1.5 !important">⑲政治を見ているか<br>
<span style="margin-left:1em;">政治に関心を持つこと</span></p>
<p class="txt14 mrBtm10 fontMin">⑳素直な心になること</p>
</div>


<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1" style="padding-top:2em;">　『実践経営哲学』には、①「まず経営理念を確立すること」が一番大事だと記されている。「自社は何のために存在するのか」が、明記されているのが経営理念だ。さらに「どんなやり方でそれを進めていくのか」が記され、「社員の心の拠り所」となるものでもある。社名がパナソニックに変わろうと、会社がどのように変質しようと、幸之助の経営理念は語り継がれている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　以下、幸之助の哲学・宇宙観、経営観、経営の進め方と続く。例えば、⑫適正経営について、「投資とゴルフは手前から刻め」と私は思ってきた。少し調子が良くなると、思い切って過大投資を行って失敗する例が極めて多い。投資はゴルフのアプローチと同様に刻めという指摘が「適正経営」の中で表現されているのである。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　⑰「経営は創造であること」では「経営学者が経営をやればうまくいくか」という問いに対して、幸之助は「ノー」と言っている。経営は学問で教わるものではなく、自分で身につけるものということだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　⑱「時代の変化に適応すること」については、38年前の出来事を思い出す。中国の指導者・鄧小平氏が、「中国のエレクトロニクスは遅れている。助けてくれ」と幸之助を訪ねてきたのだ。「21世紀はアジアの時代、中国の時代です」と幸之助は即座にこれを引き受けた。当時の日本に賛同するメーカーはなく、松下電器一社で日本企業として戦後初の中国工場の建築に踏み切った（1987年）。40年前に今の中国を予測していた経営者の先見性には驚くばかりだ。⑲「政治に関心を持つこと」では、70億円の私財を投じて松下政経塾を創設。中国にしても、政治にしても、経営者の目線は足元ではなく、ずいぶん先を見ていることを改めて教えられる。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　最後が、⑳「素直な心になること」。仕事がうまくいかないとき、「あいつのせいだ」と思っていても決してうまくいかない。物事がうまくいかないとき、他人が悪いのではなく、自分の目が色眼鏡で曇っていないかを見つめなおす。先入観をもって眺めていないかを素直に考えることが大事だということだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　『実践経営哲学』は普遍的な経営思想として多くの読者に読み継がれ、語り継がれていくのだろうと思う。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">リーダーの心得十カ条</h3>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　幸之助が考えるリーダーの心得については、後年の編集によって次の十カ条が挙げられている。</p>


<div style="text-align:center;margin: 0 auto;width: 300px;" class="btm_2">
<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2" style="font-weight:bold;padding:20px;line-height:2.5;background:#EEEADC;">①仕事・商売を公事と心得る<br>
②すべて最終的に自分の責任と心得る<br>
③率先垂範する<br>
④人材育成を重要任務と心得、実践する<br>
⑤部下が働くのを邪魔しない<br>
⑥適正、実力に見合った仕事に取り組む<br>
⑦人情の機微に通じる<br>
⑧いざというときの覚悟を日頃からもつ<br>
⑨心配こそ生きがいと心得る<br>
⑩仕事を好きになる</p>
</div>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　会社は社会の公器であると言われるが、幸之助は①「仕事も公事と心得よ」と言う。自分の仕事は公事であると自信を持つことができれば、勇気が持てるし、説得力も出る。「自分のためにやっているのではない」と堂々と言えることが力となる。それほど仕事を公の事と意識できるようになることが大事であるということだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　仕事ができる人ほど意識していないのが、⑤の「部下が働くのを邪魔しない」だ。部下の文章をチェックして赤字だらけにしてしまう「赤鉛筆人間」になってはいないか。自分が部下だった時を思い出してみてほしい。そういうチェックマン上司に巡り会って、どれほどやる気が削がれたか。気がつくと自分が同じ立場に立っている。部下が働くのを邪魔するような、赤鉛筆人間にはなってはならない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　⑧「いざというときの覚悟を日頃からもつ」とは、地にいて乱を忘れずで、平和なときこそ危機を考えた作戦を立てておくことが大事だということだ。危機に至って慌てふためいて繕おうと思っても大きな力にはならない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　⑨「心配こそ生きがいと心得る」とはどういうことか。地位が上がって給料が上がるのは「心配料だ」と、幸之助は言った。地位が上がるほど、心配が増えるから給料が上がるのだ、と。リーダーになると半分以上は自分以外の周囲の人のこと、部下のことを考えるように切り替わらなければならないから、心配も増えるし、悩みも深まる。それは給料のうちだということだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　「出世のコツはなんですか?」と聞かれて、「コツは二つある」と幸之助は答えたそうだ。一つは愛嬌があること、もう一つはその仕事が好きになることだ、と。愛嬌とはお客様を意識した自分であれということだろう。経理だから、人事だから、企画だからと、お客様視点を忘れては、それはもはや仕事ではない。そして何物にもまして⑩「仕事を好きになる」、仕事にほれ込むことが出世のコツ、つまりリーダーになるための心得であると言っている。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　一方で、リーダーに向かない人の5項目を幸之助は残している。①私心が強い人、②人の心のひだがわからない人、③情緒的にものごとを考える人、④責任を回避する人、⑤細かいことにでしゃばる人。この五つはリーダーの気質としては向いていないと言っているようである。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">倒れても、倒れても逃げずに正面突破する</h3>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　ここで私の体験を少しお話ししよう。2000年に私が取締役になった翌年、会社は上場以来初の赤字になった。真っ逆さまという坂が、目の前に大口を開けて待ち構えていた。そうした会社の状況もあって、私は上司である社長との対話が徐々にできなくなっていった。それでも指示は矢継ぎ早に降りてくる。そうしたときは、ちょっと身をかわして逃げたほうが楽な場合が多い。しかし不器用な私は正面突破しようとして、叩かれ、倒れることの連続だった。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　「患難は忍耐を生じ、忍耐は練達を生ず」という冒頭で紹介した言葉は本当である。倒れても、倒れても、倒されそうになっても逃げずに正面突破することを続けていると、だんだん強くなる自分に気づく。肚が座っていく自分に気がつく瞬間がある。会社員生活の中では、苦しいことも多い。身をかわしたほうが賢いと思うこともあるだろう。しかし、一度逃げると一生逃げる人生になってしまう。だから、どうか逃げずに正面突破していく姿勢を貫いてもらいたいと切に願う。</p>

<div class="mrBtm20 btm_2 img1"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/uploads/2017/05/cfo_labo_kawakami.jpg" alt="cfo_labo_kawakami" width="607" height="320" class="alignnone size-full wp-image-7462" /></div>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">CFOに求められるもの</h3>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　CFOには、対応する人で考えた場合、「トップ」「外部」「従業員」「経理」の大きく四つの局面がある。この四つに対して、CFOはどのような立場が求められているのだろうか。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　一つ目の「トップ」に対しては、「経営戦略の補佐・提言、女房役とガバナンス」が求められる。M&Aや企業価値の向上、財務体質の向上については、CFOの責任が大きく、体を張って守らなければならない場面が出てくる。そこでへなへなと崩れては、ガバナンスという観点が抜けてしまう。基本的にはCFOはトップスタッフ（経営者）という立場に立って、CEOと共に歩むことが大事だが、時にはCEOがアクセルを踏む一方で、CFOが急ブレーキをかけなければならないときもある。非常に微妙な問題でバランスが難しい部分だ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　二つ目の資本市場という「外部」は、経理部長や財務部長として見ているだけではわからない場面がある。私もCFOの立場になって、初めてこの独特の外部環境と接した。ここで求められるのは「的確で継続的なディスクロージャー」である。私は入社以来、電池事業部門で、「銭・厘・毛」単位の徹底したコスト管理を叩き込まれてきた。しかし、CFOになったとたん土俵が変わった。求められるのはコストとP/Lではなく、キャッシュフローとB/Sになった。残念ながら私は、キャッシュフローとB/Sの勉強不足がすぐさま露呈して、ずいぶん苦しんだ経験がある。必要に迫られて遅まきながら集中して勉強したが、CFOを目指す人は若いころから自覚して、一流の人たちにトレーニングを受けることが大事だと今改めて思う。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　三つ目の「従業員」に対しては、「正しい情報伝達と仕組みづくり」が求められる。ここで必要となるのが、皆の知恵を集めて仕掛けるプロデュース力だ。私はCFO当時、事業部ごとに番付表をつくり、番付で競い合うという競争原理を持ち込んだ。番付表は幹部会で常に公開して、お互い切磋琢磨していった。従業員に対する、そうしたわかりやすい仕組みづくりを行うのもCFOの大事な仕事の一つである。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　四つ目の「経理」については、「人材育成」に尽きる。どれほど優れたCFOであっても、たった一人でできることは知れている。皆の力を結集することの大事さを常に意識しながら、後継者育成等を含めたプロ人材の育成を心しなければならない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　これら四つの難しい立場の中核として求められるものに加え、CFOにはもう一つ重要な役割がある。CFOはChief Financial Officerであるが、同時にChief Focus Officerでもある。今、どの経営課題に焦点を当てて取り組むべきか、優先順位をどうつけていくべきかを考えるのがCFOの重要な務めであろう。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　経営課題は常に山積し、社内外からの声、社長からの指示のすべてに応じることは到底不可能だ。100個課題がある中で、10個を選んで優先順位をつけて実行し、残りの90個は捨てるほどの取捨選択をしてフォーカスを絞り込む。何もかもやろうとすると、アクセントの効かない仕事になり、すべてが中途半端に終わってしまう。その時々に応じた優先順位を作り上げるのは、トップスタッフたるCFOの大きな役割であると感じている。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">私が大事にしていること</h3>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　最後に私が「大事にしていること」を、お伝えして本日の講演の結びにしたい。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1"><strong>【難しいことを易しく】</strong><br>
　一つ目は、「難しいことを易しく」。これは存外難しい。かつて社長に「税効果会計」について説明したことがある。いろいろな場面で事例にぶつかったとき「税効果とはこういうものです」と説明したが、「わからない」と言われ続けた。「わからないのなら仕方がない」では、済まないのがCFOである。従業員にも幹部にもトップにも「わかってもらうのが自分のミッション」だという心がけが必要であり、ミッションを果たすには難しいことを易しく語らなければならないのだ。
</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　その頃、私は毎週土曜日、欠かさずNHKの『週刊こどもニュース』を見ていた。アナウンサーが例えば「今日は日銀について話します」と言うと、頭の中で自分なりの説明の仕方が瞬時にひらめく。しかし、そのアナウンサーは、私が想像もしなかったような模型をつくって、難しいことを子どもが興味を持ち理解できるように説明するのだ。それが池上彰氏であった。彼の説得力ある説明の仕方、難しいことを易しく語れる力にはいつも感心させられた。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　会社勤めを続ける中で、私は自分一人でできる仕事は何もないと痛感していた。自分の考えを相手に伝え、説得し、相手が頷いて納得してくれて、行動を起こしてくれて成果が出て、初めて仕事は完結する。仕事とは、自分の考えを相手に伝えるところからスタートする。そうした姿勢をもって、易しく語れるまで勉強し続ける。相手と対等では教えることは難しい。相手の3倍ほどの力がなくては、相手が「わかった」とは言ってくれないのだから。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1"><strong>【本質的・中長期的・多面的に】</strong><br>
　二つ目は「本質的・中長期的・多面的」である。かつて先輩から、「会社でポストが上がるごとに大事なことがある。それは軸をぶらさないことだ。そのためには若いころから“本質的・中長期的・多面的”にものごとを考えるようにしろ」と教わった。
</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　「どんなに小さな事柄でも、本質的・中長期的・多面的な目で物事を見る癖をつけなさい」ということなのだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　ところが、我々平凡な人間は往々にして全部これの逆になる。本質的どころか、物事の枝葉末節ばかりが気にかかり、中長期的な先のことよりも、今日明日のことが気になって仕方ない自分に気がつく。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　経理しか経験がなくても、努めて「多面的」に物事を見る。例えば技術部門の人が専門分野の決裁を持ってきたとき、専門知識の説明をいくら受けても私は理解できないことが多い。理解できないけれども、「本質的・中長期的・多面的」の三つを意識しながら相手に質問すると、相手も一生懸命答えてくれる。それによって物事の本質にぶち当たることがずいぶんあった。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　そうした意味では、判子を押す時間というのは、ビジネスプロセスの一つとしてではなく、仲間づくりの場として、自分の意図をわかってくれる相手との対話の時間としての役割が大事であろうと思う。経理の中であれば、部下との対話の中で物事の見方を教え、自分も学ぶ。そうした時間をぜひ大事にしていただきたいと思う。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2"><strong>【事前の一策は事後の百策に勝る】</strong><br>
　三つ目は「事前の一策は事後の百策に勝る」。「しまった！」と思って失敗した後に100の手を打つよりも、事前にたった一つのちょっとした手を打って失敗を防ぐことの大事さは、皆さん公私にわたって経験されていると思う。会社全体の大きなリスクに対して、事業部ごとに、チームごとに極めて重要な事前の一策を講じることができる。それは風通しのよい組織づくりだ。見えざることを見ようとする目、聞こえざることを聞こうとする耳と注意力を持ち、提案を受け入れる力を持っているリーダーの下では組織の風通しがよくなる。この風通しのよい組織こそが、大きな会社のリスクを防ぐ事前の一策となるのである。
</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1"><strong>【My Story】</strong><br>
　最後に四つ目の「My Story」について。例えば、社長が「火の用心」と言ったとする。その「火の用心」という言葉が、副社長、本部長、事業部長、部長、課長、現場の担当者にまで、瞬時に伝わっていくことに、何か素晴らしい点があるだろうか。確かにスピード感はあるだろうが、それだけでは意味がない。
</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　社長が「火の用心」と言ったら、自分にとって、あるいは自分のチームにとっての「火の用心」とは何かを各自が考える。例えば、本部長であれば消火装置が全社適切に配置されているかを考え、人事であれば消防訓練や研修はどうかと考え、経理であれば保険はどうかと考える。トップの方針に対して、自分のチームでなすべきことを、自分の言葉で、自分のStoryでメンバーたちに語る。それがトップの方針をリーダーの意思を持って伝えるということであり、それができればチームは大いに活気を帯びてくる。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　My Storyは一朝一夕で身につくものではない。私は病気を契機に日記をつけ始めた。今は3年日記をつけている。私が日記をつけ始めたのは遅かったが、ぜひ若いうちから日記をつける習慣をつけてほしい。今日の話の内容はすべて忘れてもらっていいから、たった一つだけ、1日の終わりに1日を振り返る時間をもつことだけ覚えておいていただきたい。就寝前の10分でいい。起床後の10分でもいい。今日、私は夜床に入る前、「CFOラボで皆さんにお話しした」と日記に1行書く。それだけでさまざまな事柄を思い出し、いろいろな人の顔が思い浮かぶ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　人間は忘却の動物で、1分間で25%忘れるという。1時間で半分、1日経つと75%忘れるそうだ。だから、「その日のうちに感謝と反省をしなさい」と幸之助は言っている。反省すべきことは山ほどある。明日になれば75%は忘れてしまうが、その日の夜なら覚えている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　もう一つの感謝は案外難しい。本社経理部は、世界中に資料を発信すれば自動的に資料が返ってくる。それの繰り返しが続くから、中枢にいる人間は仕事とはそういうものだと思いがちだ。実際はどうか。遠く離れた世界の果てに出向している人が山ほど苦労して、日本から次々に投げられるボールをすべてキャッチしてくれている。日本のさまざまな部署から飛んでくる球を全部拾って、現地の言葉に訳しながら苦労して伝えてくれているのだ。そうした相手に思いを馳せることなく、感謝の気持ちもなく、当然のこととして続ける仕事に、魂が入ることはないだろう。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　情報という字は、情に報いると書く。情に報いるために、相手のことを思いながら仕事をすれば、「ありがとう」の一言があって然るべきだというときがずいぶんある。簡単なことで、本来であれば自然と言葉になるはずが、恩義ある人への感謝の一言を私たちはついつい忘れがちだ。逆に恩を与えた側は、しっかりと覚えているものだ。小さなことにも感謝を忘れず、心をつないでいくことをすれば、相手ばかりでなく、だんだんと自分が見えてくるような気がするのだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　信用を築くのは何年もかかるが、壊すのは簡単だ。小さな約束を3回破ればいい。うっかり忘れて信用を失うことのないよう、失敗を忘れぬよう、感謝の気持ちを忘れぬよう、それらをひっくるめて自分の言葉で語れるように、騙されたと思って今日からでも日記をぜひつけてみていただければと思う。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">「Clean hands Cool head but Warm heart」</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　私はこれを自分の標語としてきた。「Clean hands」（清潔な手）は経理として当然のことで、言行一致ということでもある。言っていることは素晴らしいが、やっていることは尊敬できないというのでは、Clean handsとは言いがたい。リーダーは常に後姿を見られており、そこで値打ちが決まってくる。部下が背中を見たときに尊敬できるリーダーであるためにも、Clean handsを大事にしたい。「Cool head」は数字で判断する冷静な頭、あるいは平常心と言ってもよい。組織における「Warm heart」とは、優しい気持ちとか暖かい心ではなく、「相手のことをどれだけ理解しようとしているか」であろう。これは、どこの国にいても、どのようなビジネスにおいても通じることであると痛感してきた。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　これらのことを心の隅に置いていただくことで、経理財務を担う方々の明日からの仕事の一助となれば幸いである。なお、本日の内容は日本経済新聞出版社発行の『女房役の心得–松下幸之助流お金の「教科書」–』（川上徹也著）に書いた内容のごく一部である。詳しくは本を読んでいただき、少しでもお役に立てば幸甚である。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　本日はありがとうございました。</p>

<p class="txt11 fontMin mrBtm20 text_small">※本稿は、2017年3月28日開催の「CFOラボ発足記念講演会」の講演内容を編集部にてまとめたものです。</p>

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    <item>
    <title>CFOに求められるガバナンスの実効性確保と監査機能の強化～あなたの会社の経理・財部部門は環境変化に対応していますか？～</title>
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    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:55:52 +0000</pubDate>
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    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
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    <description><![CDATA[新しい経理・財務部門はCFO のリーダーシップのもと、Score Keeper（決算]]></description>
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<h1 class="btm_1 mrBtm10"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/uploads/2017/05/kouen_ishida_title.jpg" alt="kouen_ishida_title" width="607" height="200" class="alignnone size-full wp-image-7504" /></h1>
<div class="contentsBlock">

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　新しい経理・財務部門はCFOのリーダーシップのもと、Score Keeper（決算業務、定型的業務）を主体とした機能から、Value Integrator（価値を創造する経理・財務部門）へ、そしてPerformance Accelerator（経営中枢への関与）に変革していくことが求められている。そうした変化にあなたの会社の経理・財務部門は対応できているだろうか。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　本稿では、2017年３月に開催された、経理役員・部長懇話会2016 第2回の講演から、①CFOと経理・財務部門の役割、②コーポレートガバナンスを支える制度・機能・考え方、③関係会社の不正リスクと対処、④カルビーのコーポレートガバナンスと監査機能の要点をお届けする。</p>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">①CFOと経理・財務部門の役割</h3>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1"><strong>経理・財務部門の現状と課題</strong><br>
　まずは、経理・財務部門をとりまく環境の変化について概観しておこう。日本の上場企業の多くは、すでに連・単倍率が2倍を超えている。つまり、連結子会社の合計は単体と同等以上の比重があることを、我々はまず認識しなければならない。さらに株主の三分の一近くは海外株主であり、東証の1日の取引高の50%以上は外国人の機関投資家によって取引されている。海外機関投資家がいなければ日本の証券市場が成り立たない。
</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　こうした外部環境のかつてない大きな変化を、財務資料を作成し、提供している経理・財務部門は認識する必要がある。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　経理・財務部門の現状はどうか。本社経理部門は、決算や税務申告といった定型業務に時間の多くをとられ、中途採用者を受け付けない閉鎖的環境の中で、海外子会社との共通言語（英語）の不在、現地採用スタッフの地域限定社員化といった課題を抱えている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　日本企業の伝統的な経理・財務組織は、担当取締役（CFO）が、経理部門（単体決算、連結決算、税務申告）と財部部門（調達、運用）を統括している。一方で経営計画の立案と運用は経営企画室が担い、経営会議や社長をスタッフ機能として支える構図である。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　一般的にCFOは経理、財務もしくは経営企画のいずれかの出身であり、出身部門の範囲を超えて本来のCFO機能を果たさないケースが多い。連結財務管理体制を考えたとき、全体最適よりも部分最適を優先しがちであるのが大きな課題である。もちろん、あくまで一般論であり、私がこれまでお目にかかった日本企業のCFOの方々の中には、本来のCFO機能を果たされている方が多くおられることも付け加えておく。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1"><strong>連結財務管理機能とDiv CFO（コントローラー）の役割</strong><br>
　CFOおよび経理・財務部門が連結財務管理機能を十分に果たすには、経理・財務・税務といった部門の固定化を防がなければならない。過去の情報ではなく、生きた情報を経営トップだけでなく事業現場に届けるには、組織横断的な横の連携（情報共有）が不可欠である。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　とりわけ事業部門の経理・財務を担う“Div CFO（コントローラー）”は今後、極めて重要な役割を果たすのではないかと思う。Div CFOには事業本部長をサポートすると同時に、生の数字を経理・財務本部へ流すという二つの役割があり、内部統制上もコントロールオーナーとして重要な役割を果たす。</p>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2">　同時にCFOと事業現場のトップであるCOOが強いパイプを持つことが、連結財務管理を十分に機能させるための要となる。Div CFOの存在が事業現場にとってプラスになることを理解してもらうためにも、CFOとCOOの関係に目詰まりを起こしてはならない。</p>
<div class="alart_login"> <p><strong>会員はこのコンテンツを全てご覧いただけます。</strong></p><p class="btn"><a href="https://www.cfo.jp/MyAccount2/My_login/login.php?bpg=https://forum.cfo.jp/cfoforum/cfo-forum-no-82/feed/"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/themes/cfocustom/images/btn_memberlogin02_off.png" width="109" height="29" alt="ログインする" /></a></p><br><br><p><a href="http://www.cfo.jp/org/member_system/index.html" target="_blank">CFO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jachro.jp/member_system.html" target="_blank">CHRO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jaclo.jp/member_system/" target="_blank">CLO協会入会はこちら</a><br><br><a href="http://www.cfo.jp/cfo_forum_teiki/" target="_blank">定期購読プランはこちら</a></p> </div>
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  </item>
    <item>
    <title>グローバル化に対応した為替管理の方向性</title>
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    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:50:49 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
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		<category><![CDATA[トレジャリーフォーラム]]></category>

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    <description><![CDATA[為替レートは金利の変動に比べ短期的な変動が大きいため、そのリスク管理が難しい。ヘッジはあくまで、その変動要因を固定化することで将来の不確実性をコントロールしていくものであり、]]></description>
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<div class="title_area">
<p class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">TREASURY FORUM</p>
<h1 class="mrBtm20 btm_1">グローバル化に対応した<br>為替管理の方向性</h1>

<h3 class="fontMin">川上 真希</h2>
<p class="txt11 mrBtm20 btm_2">株式会社リコー<br>
グローバルキャピタルマネジメントサポートセンター<br>
シニアマネジメント<br>
日本CFO協会主任研究委員</p>
</div>

<h2 class="fontMin fontMin mrBtm10 btm_1">為替リスクの種類</h2>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　為替レートは金利の変動に比べ短期的な変動が大きいため、そのリスク管理が難しい。ヘッジはあくまで、その変動要因を固定化することで将来の不確実性をコントロールしていくものであり、企業は為替リスクをヘッジするためにさまざまな手法を駆使しているものの、グローバル化に伴う多様化した外貨取引により、為替変動が業績に与える影響を完全に制御していくことはできない。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm20 btm_2">　企業が直面する為替リスクは単一ではなく、①キャッシュフローリスク（現金の増減にかかるリスク）、②通貨換算リスク（企業会計上発生する評価損益リスク）、③純資産価値リスクに区分される。全ての観点でリスクマネジメントが必要であるが、本稿で全てを網羅して議論することはできないので、今回は①キャッシュフローリスクの管理に焦点を当てる。</p>

<h2 class="fontMin fontMin mrBtm10 btm_1">グローバル為替管理の向かうべき方向性</h2>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　グローバル展開に対応した為替リスクの軽減を図るには、対象国の規制やエクスポージャーの種類・金額の大きさ等を考慮に入れ、それぞれの企業の経営戦略に合致した為替戦略を選択していく必要がある。中でも為替取引集中化はグループリスクマネジメントとコスト最適化の観点から推進すべきだ。集中化を実現するために想定しうる手法の主なものとして、（Ⅰ）リインボイス、（Ⅱ）請求建値の現地通貨化、（Ⅲ） マルチラテラルネッティングがある。図1にそれぞれの概要とメリット・デメリットを記載した。</p>
<div class="alart_login"> <p><strong>会員はこのコンテンツを全てご覧いただけます。</strong></p><p class="btn"><a href="https://www.cfo.jp/MyAccount2/My_login/login.php?bpg=https://forum.cfo.jp/cfoforum/cfo-forum-no-82/feed/"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/themes/cfocustom/images/btn_memberlogin02_off.png" width="109" height="29" alt="ログインする" /></a></p><br><br><p><a href="http://www.cfo.jp/org/member_system/index.html" target="_blank">CFO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jachro.jp/member_system.html" target="_blank">CHRO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jaclo.jp/member_system/" target="_blank">CLO協会入会はこちら</a><br><br><a href="http://www.cfo.jp/cfo_forum_teiki/" target="_blank">定期購読プランはこちら</a></p> </div>
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  </item>
    <item>
    <title>企業価値創造経営の本質［第4回］ROEに潜む問題点</title>
    <link>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7435/</link>
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    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:45:21 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
		<category><![CDATA[JACFO]]></category>
		<category><![CDATA[コーポレート・ファイナンス]]></category>

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    <mobileclip:tags><![CDATA[コーポレート・ファイナンス]]></mobileclip:tags>

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    <description><![CDATA[これまで3回の連載では、事業ドライバー、FCF、そしてROICについて述べてきた。簡単に振り返ると、事業ドライバーを改善することによりFCFが増加し、資本効率性指標であるROICも改善するということである。よって、株式市場が事業ドライバーの持続的な改善を予測すれば、将来FCFの成長が期待され、企業価値が拡大することになる。]]></description>
        <content:encoded><![CDATA[<style type="text/css">
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</div>



<h1 class="mrBtm20 btm_2"><span>企業価値創造経営の本質［第4回］</span><br>
ROEに潜む問題点</h1>

<div class="mrBtm30 btm_2" align="center">
<h2 class="fontMin">手島 直樹</h2>
<p class="txt11 mrBtm10 center">小樽商科大学ビジネススクール 准教授</p>
</div>

<h3 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">低水準のROE（自己資本利益率）が許されない時代</h3>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　これまで3回の連載では、事業ドライバー、FCF、そしてROICについて述べてきた。簡単に振り返ると、事業ドライバーを改善することによりFCFが増加し、資本効率性指標であるROICも改善するということである。よって、株式市場が事業ドライバーの持続的な改善を予測すれば、将来FCFの成長が期待され、企業価値が拡大することになる。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm20 btm_2">　このように考えれば、企業はFCFやROICに対して高い関心を持つはずだが、現状としてはROEに対する関心の方がはるかに高い。平成28年度生命保険協会調査によれば、中期経営計画で公表している指標として、ROEが56.9%、ROICが4.1%、そしてFCFが8.9%となっている。こうしたギャップの背景には、株主重視のガバナンス改革が進展する中で「ROE包囲網」が完成したことがある。まず、「伊藤レポート」には「最低限8%を上回るROEを達成することに各企業はコミットすべきである」と述べられている。次に、JPX日経インデックス400の採用銘柄選定には、3年平均のROEが基準として利用されている。また、米国の大手議決権行使助言会社は、5年平均のROEが5%未満で改善傾向がない企業の取締役選任議案に反対を推奨している。こうした包囲網により低水準のROEが許されない時代となったのだ。</p>
<div class="alart_login"> <p><strong>会員はこのコンテンツを全てご覧いただけます。</strong></p><p class="btn"><a href="https://www.cfo.jp/MyAccount2/My_login/login.php?bpg=https://forum.cfo.jp/cfoforum/cfo-forum-no-82/feed/"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/themes/cfocustom/images/btn_memberlogin02_off.png" width="109" height="29" alt="ログインする" /></a></p><br><br><p><a href="http://www.cfo.jp/org/member_system/index.html" target="_blank">CFO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jachro.jp/member_system.html" target="_blank">CHRO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jaclo.jp/member_system/" target="_blank">CLO協会入会はこちら</a><br><br><a href="http://www.cfo.jp/cfo_forum_teiki/" target="_blank">定期購読プランはこちら</a></p> </div>
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    <item>
    <title>M&#038;Aにおける財務と法務</title>
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    <comments>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7439/#respond</comments>
    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:40:17 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
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    <description><![CDATA[M&#038;Aにおいては多くの専門家や社内の関係部署が係ることになるが、その連携やチームワークが十分発揮されているケースはまだ少ないと思われる。]]></description>
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<div class="mrBtm20 btm_2">
<p class="imgtop"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/uploads/2014/10/m_and_a_title.png" alt="m_and_a_title" width="353" height="279" class="alignnone size-full wp-image-801" /></p>
</div>



<h1 class="mrBtm10 btm_1">M&Aにおける財務と法務</h1>
<h2 class="fontMin">淵邊 善彦</h2>
<p class="txt11 mrBtm10 btm_1">東京大学法科大学院教授・TMI総合法律事務所弁護士</p>

<div class="txtArea mrBtm10">

<h2 class="txt14b color1 mrBtm10 btm_1">はじめに</h2>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　M&Aのプロセスにおいては多くの専門家や社内の関係部署が係ることになるが、その連携やチームワークが十分発揮されているケースはまだ少ない。社内では、経営企画、財務、法務、知財、人事などの各部署が必ずしも連携が取れておらず、弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、社会保険労務士などの専門家はバラバラな動きをしているケースが多い。大型案件でそれらの調整役となるフィナンシャルアドバイザー（FA）も全体の目配りをするのは容易ではない。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　M&Aにおいては、デューディリジェンス（DD）、価値評価、契約交渉、ポストマージャー等の場面で情報共有とチームプレーが求められる。特にDDの場面は、短期間に集中的に調査をしなければならず、対象会社の担当者の対応や時間的・費用的な制約も大きい。主なDDだけでも以下のように分化してきており、専門化、精緻化するあまり各専門家の守備範囲が狭くなり、重要な問題点が漏れてしまったり、同じ問題点を非効率に重複して検討してしまったりということが生じがちである。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm20 btm_2">　本稿では、特に買い手において財務と法務との連携が求められる場面を想定して検討してみたい。</p>
<div class="alart_login"> <p><strong>会員はこのコンテンツを全てご覧いただけます。</strong></p><p class="btn"><a href="https://www.cfo.jp/MyAccount2/My_login/login.php?bpg=https://forum.cfo.jp/cfoforum/cfo-forum-no-82/feed/"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/themes/cfocustom/images/btn_memberlogin02_off.png" width="109" height="29" alt="ログインする" /></a></p><br><br><p><a href="http://www.cfo.jp/org/member_system/index.html" target="_blank">CFO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jachro.jp/member_system.html" target="_blank">CHRO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jaclo.jp/member_system/" target="_blank">CLO協会入会はこちら</a><br><br><a href="http://www.cfo.jp/cfo_forum_teiki/" target="_blank">定期購読プランはこちら</a></p> </div>
</div>
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  </item>
    <item>
    <title>ベンチャーファイナンスの思考と技術　第3回「本当にベンチャーには戦略が必要なのか」</title>
    <link>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7469/</link>
    <comments>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7469/#respond</comments>
    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:35:43 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
		<category><![CDATA[JACFO]]></category>
		<category><![CDATA[ベンチャー＆ファイナンス]]></category>

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    <mobileclip:tags><![CDATA[ベンチャー＆ファイナンス]]></mobileclip:tags>

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    <description><![CDATA[前回の記事では、株式会社制度の持つ特徴と、それがベンチャーの経営にもたらす影響について論じた。今回は、ベンチャーの戦略をどう捉えるべきか、という論点を考察したい。]]></description>
        <content:encoded><![CDATA[<style type="text/css">
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<div class="titleArea">
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<p class="fmt2">ベンチャー＆ファイナンス</p>
<h1>ベンチャーファイナンスの思考と技術<br>
第3回「本当にベンチャーには戦略が必要なのか」</h1>
</div>

<div class="mrBtm20 btm_2">
<h2 class="fontMin">新村 和大</h2>
<p class="txt11">一般社団法人スタートアップ・リーダーシップ・プログラム・ジャパン 代表理事</p>
</div>

<h2 class="color1 mrBtm10 btm_1">ベンチャーと戦略</h2>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　<a href="https://forum.cfo.jp/?p=7159" target="_blank">前回の記事</a>では、株式会社制度の持つ特徴と、それがベンチャーの経営にもたらす影響について論じた。今回は、ベンチャーの戦略をどう捉えるべきか、という論点を考察したい。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm10 btm_1">　よく「ベンチャー戦略不要説」を聞くことがある。要するに「ベンチャーには戦略は必要ない。考えるのは時間の無駄。実行あるのみだ」とする意見だ。一理あるものの、ベンチャーにも戦略的な考え方は必要である。</p>

<p class="txt14 fontMin mrBtm20 btm_2">　ただ、戦略は非常に難しい概念で、本稿の紙幅で完全に説明することは難しい。というより、そもそも筆者の能力を超えている。よって、ここではあくまでベンチャーファイナンスに関わる範囲で戦略について説明する。</p>
<div class="alart_login"> <p><strong>会員はこのコンテンツを全てご覧いただけます。</strong></p><p class="btn"><a href="https://www.cfo.jp/MyAccount2/My_login/login.php?bpg=https://forum.cfo.jp/cfoforum/cfo-forum-no-82/feed/"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/themes/cfocustom/images/btn_memberlogin02_off.png" width="109" height="29" alt="ログインする" /></a></p><br><br><p><a href="http://www.cfo.jp/org/member_system/index.html" target="_blank">CFO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jachro.jp/member_system.html" target="_blank">CHRO協会入会はこちら</a> / <a href="https://www.jaclo.jp/member_system/" target="_blank">CLO協会入会はこちら</a><br><br><a href="http://www.cfo.jp/cfo_forum_teiki/" target="_blank">定期購読プランはこちら</a></p> </div>
</div>]]></content:encoded>
      <wfw:commentRss>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7469/feed/</wfw:commentRss>
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  </item>
    <item>
    <title>経理人材の流動化が生産性を向上させる</title>
    <link>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7433/</link>
    <comments>https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=7433/#respond</comments>
    <pubDate>Mon, 15 May 2017 02:30:06 +0000</pubDate>
    <dc:creator><![CDATA[ca-inc]]></dc:creator>
    		<category><![CDATA[CFO FORUM No.82]]></category>
		<category><![CDATA[CFO 無料公開記事]]></category>
		<category><![CDATA[JACFO]]></category>
		<category><![CDATA[コンパス]]></category>

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    <mobileclip:tags><![CDATA[コンパス]]></mobileclip:tags>

    <guid isPermaLink="false">http://forum.cfo.jp/?p=7433</guid>
    <description><![CDATA[日本企業の生産性向上が大きな課題になっている。安倍晋三内閣が掲げる「働き方改革」の狙いも、長時間労働の是正や同一労働同一賃金といった待遇改善だけでなく、日本企業の生産性向上に資することを狙っている。]]></description>
        <content:encoded><![CDATA[<style type="text/css">
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<div class="txtArea">
<div class="mrBtm20 btm_2">
<p class="mrBtm10 btm_1"><img src="https://forum.cfo.jp/wp-content/uploads/2014/08/compass_title.jpg" alt="compass_title" width="607" height="197" class="alignnone size-full wp-image-82" /></p>
<h1>経理人材の流動化が生産性を向上させる</h1>
</div>

<p class="txt14 mrBtm20 fontMin btm_2"><span class="name">磯山 友幸</span><br />
経済ジャーナリスト</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　日本企業の生産性向上が大きな課題になっている。安倍晋三内閣が掲げる「働き方改革」の狙いも、長時間労働の是正や同一労働同一賃金といった待遇改善だけでなく、日本企業の生産性向上に資することを狙っている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　中でも建設、運輸、飲食、小売り、宿泊業など、人海戦術によって事業が成り立ってきた業界は、「低採算の代表業種」として、働き方改革が求められている。急速に進む人手不足によって採用難に直面し、事業自体を見直さざるを得なくなっている企業も少なくない。外食チェーンなどでは深夜営業を取りやめたり、部屋は空いていても仲居さんが足らずに客を断る旅館なども出ている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　ヤマト運輸は、再配達の受付時間を短縮したり昼の配達を受け付けなくするなど、サービスの一部カットを打ち出す一方で、宅配便の料金を27年ぶりに値上げする方針を決めた。人手不足に対応して、採算性を改善しようとしているわけだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　事務部門の中で、もっとも働き方改革が求められるのは「経理部門」ではないだろうか。決算期末となれば、深夜までの残業は当たり前。それこそ人海戦術で膨大な処理作業をこなさなければならない。コンピューター化、デジタル化が進んだ一方で、情報開示の項目が大幅に増えるなど、昔とそんなに忙しさは変わっていないという声を多く聞く。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　そんな経理部門の大きな問題は、業務の「標準化」が思ったほど進んでいないことだろう。とくに伝統的な大企業ほど、決算や経理処理のやり方に「○○商事方式」や「〇〇物産流」というその会社独自の「やり方」が存在する。社内にはそうした自社流を、他社に誇る「伝統」と捉える傾向が強く、なかなか一般的なやり方に「標準化」しようとしない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　その結果、起きているのが、同じ業界でありながら大企業Aと大企業Bの業務の「やり方」がまったく違うこと。A社で積み重ねた経験が、B社ではまったくと言ってよいほど通用しないのである。仮にA社からB社に転職した場合、また一から勉強しなければ業務をこなせない、ということになりかねない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　業務が「標準化」されていなければ、当然コンピューターのシステムも独自の仕様にならざるを得ない。銀行の合併で、システム統合にどれだけの時間と労力と費用を費やしているかを考えれば、その「無駄」さ加減は分かるだろう。大企業が自社専用に開発させたシステムを使っている例は少なくない。ということは、コンピューターの処理を行う一般事務員にいたるまで、その会社でのスキルがその会社以外では通用しない事態になっている。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　問題は会社の上から下まで業務の「標準化」に反対なことだ。自分が習ってきた自社流を止めてしまえば、従来の社員のスキルは陳腐化してしまうからだ。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　だが、業界内や一定規模の企業の間で業務が標準化されれば、大幅な生産性向上に結びつくであろうことは容易に想像がつく。自社流の独自のスキル教育が不要になるほか、システム開発費も安くつく。監査法人など外部の第三者が容易に理解できるようになれば、監査などの効率も上がる。期末に深夜まで働くという「伝統行事」も姿を消すかもしれない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　自社流を止めるには、トップのCFOが決断して反対を封じる方法もある。だが、現場の反発は想像以上だろう。そこで、重要なのは標準化と共に人材の流動化を進めることだ。中途採用で外部から「経理のプロ」を毎年一定数受け入れていけば、伝統的なカルチャーは急速に姿を消す。世界での標準にやり方を合わせていけば、日本企業の生産性は間違いなく上がることになるだろう。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　政府が音頭を取る「働き方改革」でも、なかなか現場は変わらないという声を聞く。残業時間の管理だけ厳しくしても、仕事のやり方が変わらなければ、仕事を自宅に持ち帰ったりサービス残業するのが当たり前になっていく。だが、ますます人手不足が深刻になっていく中で、「ブラック化」で乗り切ろうとする企業には、優秀な人材が集まらなくなるに違いない。</p>

<p class="txt14 mrBtm10 fontMin btm_1">　「働き方改革」の基本は、まさしく「働き方」を変えることだ。どう変えるかといえば、業界標準、世界標準に合わせるということだろう。仕事の仕方が標準化されれば、転職や兼業など人の異動が加速される。そうなれば、さらなる「標準化」が促される。そんな循環に早く入った企業が、生産性を一気に高めて勝者になっていくに違いない。</p>

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