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トレジャリー・マネジメントの
導入について

川上 真希

株式会社リコー
グローバルキャピタルマネジメントサポートセンター
シニアマネジメント
日本CFO協会 主任研究委員

トレジャリー・マネジメント

 グローバル化に対応したトレジャリー・マネジメントに移行していくためには、現在の財務部門の人材・組織だけでなく、それを取り巻くプロセスや環境が変化に対応しなければ十分な効果を享受できない。これらの要素は長年培われてきた企業文化や人材に大きく依存するものもあり、個別の企業に合致した手順を見極め、段階的に移行していくことが肝要である。

 トレジャリー・マネジメントの定義は企業ごとに異なり、普遍的な結論を出すことは困難であるが、その中でも最大公約数的な項目を想定して、下記の通り図で整理した。前回で言及したトレジャラーの主な責任範囲をもとに考慮すると、大きく分けて、①グローバル資金管理、②グローバル為替管理、③グローバル支払管理、④エクスポートファイナンス、⑤高度な資金管理体制構築の5項目の導入を考慮していく必要がある。併せて、全てに共通して考慮すべき点がリスクマネジメントで、さまざまな視点から5つの仕組みを支える大きな柱として検討が必要である。図にサブ項目を簡単に記述したが、その実現やさらなる精度向上のための人材育成、プロセス構築、会計・銀行システムとの連携等も含め、膨大な項目にわたる検討や工夫が必要になってくる。それゆえ、専門的に改革をドライブし続けられる適切かつ強靭な組織構造が求められてくる。

2017年1月16日

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