• お問合わせ
  • ご登録情報確認・変更
  • 会員ログイン

CFO FORUMトップへ

CFOFORUM

グループの競争力を高める
経営インフラとしてのシェアードサービス
─ワールドクラスの効率化に向けた改革のポイント(心・技・体)─

澤田 和幸

アビームコンサルティング株式会社
プロセス&テクノロジーユニット
執行役員 プリンシパル

ワールドクラスの効率化に向けた改革のポイント(心・技・体)

 シェアードサービスは、間接部門の構造改革を進め、真のグループ/グローバル経営を実現する上で重要な手法である。シェアードサービスを導入する企業は多いが、主たる目的であるコスト削減と業務品質改善を実現できた企業の割合は、それぞれ5割と6割に留まっている。

 少子高齢化が進む中、日本市場の縮小傾向は避けることができない。多くの日本企業は海外進出をこれまで以上に加速させている。海外マーケットでは、これまでの日本企業同士での競争ではなく、欧米等のグローバル企業と競争をする必要がある。今後、海外マーケットで競争力を保持するためには、ワールドクラスの効率化を実現する必要があり、シェアードサービスセンター(SSC)は間接部門改革のハブとして再生・進化しなければならない。

 前回まで記載した通り、SSCが目指す再生・進化の方向性「あるべき姿」として、オペレーショナルエクセレンスの実現とグローバル展開の推進がある。

 しかしながら、SSCの「あるべき姿」に向けた改革には多大な労力が必要であり、一朝一夕にできるものではない。改革を成し遂げるためには、心・技・体が揃わないといけない。「心」とは、トップがSSCの方向性を定め、改革に本気を示すことである。「技」とは、自社内だけで悶々と検討するのではなく、コンサルタントなどの『異質の知』のノウハウを活用して改革を実行に移すことである。そして「体」とは、SSCの社員の意識を変え、改革の取り組みを継続することである。

2016年3月15日

このページの先頭へ