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“バリューギャップ”をいかに埋めるか

 実行するからには何事にも結果が求められる。M&Aにおける結果とは、ディールのプレミアムに勝るシナジー効果の発揮である。投資家は常にM&Aによる価値の創造を期待するが、多くのM&Aでそれが果たせていないのが現実だ。

 買収プレミアムに対してシナジーが小さい場合、その差額を、Peter J Clarkは「バリューギャップ」という言葉で説明している。バリューギャップは、「買収価格を過剰に押し上げる要素」と「シナジー効果の分析&実行ミス」の二つの要素で構成される。

 ディールクローズありきで交渉に臨んだり、ディールブレイクとなる価格のレベル感を決めていなかったり、「良い会社であれば高くて当然」と正当化してしまったりすることが投資価値に合わない不当に高い価格を容認してしまう、また、シナジーの見積もりが甘かったり、実現プロセスが十分でなかったりするなど、さまざまなファクターがシナジー効果を押し下げる。こうしてバリューギャップは拡大する。

 効果的なM&Aの鍵はバリューギャップを最小化することにある。

 ここでは、そのようなベターM&Aのケースを二つ紹介したい。

2016年2月15日

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