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エッセンシャルズ

強い本社と強い子会社を支えるガバナンス

横田 康之

プライスウォーターハウスクーパース株式会社

 日本企業のグローバル化も進み業績改善が進んできたが、経済産業省が昨年8月に発表した伊藤レポートによれば日本企業の平均ROEは5.3%(2012年)にとどまり、欧米企業の水準にはまだ遠い。この格差は、事業収益率の低さ等さまざまな要因によるものと思われるが、ガバナンスに関して欧米企業に遅れをとっていることも一因と言えないだろうか。

 慶應義塾大学大学院経営管理研究科で組織マネジメントを研究されている清水勝彦教授とPwC Japanによる報告書「日系企業のグローバル化に関する共同研究」においても、日本企業はガバナンスに関する課題に直面していることが示唆されている。本共同研究によれば、事業やサプライチェーン機能はグローバルで最適化が進み確立期に入るが、マネジメント機能(人事・コントロール)はまだその途上にあることが示されている。社長の目が届くなか、あうんの呼吸によるマネジメントを強みとしてきた日本企業であるが、事業やグループの拡大に伴い、異なるカルチャー、異なるルールのもと育ってきた組織や人材をいかにマネジメントし、パフォーマンスを最大化するかが今後の課題である。実際のところ、子会社経営陣の業績評価や報酬すら決定できずに悩んでいる企業も少なくない。

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本社と子会社の力のバランスから見た4つのステージ

2015年6月15日

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