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グループの競争力を高める経営インフラとしてのシェアードサービス
─リサーチ結果に見るシェアードサービスの現状と今後─

平井 誠

アビームコンサルティング株式会社
プロセス&テクノロジー事業部 シニアマネージャー

 経済のグローバル化が加速度的に進展している昨今、日本企業はグループの力を結集し、新たなグローバル競争に備えなければならない。そのためには、強みを見極めて徹底的に強くすると同時に、効率化すべきものは徹底的に効率化することが求められる。

 日本企業の生産部門は、グローバル競争が激化する中、徹底した業務の可視化を通じて効率化を進め、日本品質を維持したままコストを削減する努力を続けてきた。一方、本社などホワイトカラーが担う間接部門は、生産部門ほどグローバル競争にさらされなかったことや、コスト・品質の可視化が比較的難しいこともあり、生産部門ほど効率化が進んでいない。

 一般的に、「グローバル企業と比べ、日本企業の間接業務コストは高い」であるとか、「日本企業は、ホワイトカラーの生産性が低い」などと言われるが、この一つの要因として、グローバル企業と日本企業とのシェアードサービスの活用の差があると考えられる。グローバル企業は、シェアードサービスをグループ経営のインフラとして活用し、ダイナミックにグループ間接部門の効率化につなげている。一方、日本企業でも2000年代よりシェアードサービスの導入が進んだものの、未だその効果を十分に実現しているとは言い難い。

 本コラムでは、日本企業が今後グローバルでの競争に勝ち残っていくために、グループ経営のインフラとしてシェアードサービスをどう再生・進化させていくべきか、先進事例での具体的な取組みを交え、今後6回にわたってご紹介していく。

2015年5月18日

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