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アナリシス

上場銀行に眠る32兆円の埋蔵金

細野 祐二

会計評論家

 日本の上場銀行のほとんどは潜在的な負ののれんを抱えており、その総額は都市銀行9行で20兆円、地方銀行77行で12兆円という膨大なものである。ここでの「負ののれん」は、資本市場における潜在的な企業再生含み益となり得る。すなわち、日本の上場銀行には32兆円(都市銀行20兆円+地方銀行12兆円)もの膨大な埋蔵金が眠っているのである。

 図1は上場都市銀行9行について、2018年6月四半期末の自己資本額と同年9月21日金曜日の株価終値で計算した時価総額を比較したものである。同様の計算を上場地方銀行77行に対して行ったものが図2で、図1並びに図2ともに、プラス値が「正ののれん」、マイナス値が「負ののれん」を意味する。一覧のとおり、日本の上場銀行のほとんどは潜在的な「負ののれん」を抱えており、この中で、「正ののれん」が出ているのは2行だけとなっている。地方銀行では「正ののれん」が出る銀行など1行もない。

2018年11月15日

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